バランスシート縮小/テーパリングとの違い
こんにちは^^ Shizukaです。🌝
以前勉強してすっかり忘れていることをブログにかきつつおさらいしたいと思います。
為替のお話です。
こちらは金融緩和のサイクル
・
バランスシート縮小とは・・
各国中央銀行が金融緩和フェーズで購入した国債や社債などの資産を
売却し、市場に流通するお金を減らす事を言います。
以下サイクルの1-4まで順番に見ていきます。
①景気が悪くなると、お金周りが悪くなるので、中銀は市場に流通するお金を増やす
ために、国債や社債といった資産を購入することで、市場にお金を流通させます。
↑これが①の量的緩和です。
②経済回復の兆しが見えてくると、量的緩和のペースを縮小し、市場に供給するお金
の量を徐々に減らす対策を行います。
これがテーパリングと呼ばれるものです。
テーパリングは英語のTaper(徐々に先細るの意味)からきています。
テーパリングは資産購入の規模は縮小するののの、まだ購入は継続するため、図の
ように中銀のバランスシートの資産は穏やかですが増加を続けます。
③テーパリングが終了すると、資産購入がストップするため、残高は一定になります。
④景気回復が進展し、加熱感を帯びてくると、金融緩和フェーズで購入した資産を売却
することで、市場に流通するお金の量を減らす対策を行います。
将来再び経済危機や不景気になったときに、緩和策を実施できるよう、非常事態モー
ドから正常モードへ向けて動き出す段階といえます。
資料が古いものでごめんなさいww
前回のリーマンショック後の金融緩和を経て、バランスシートの縮小が行われたのが
2017.10-2019.7にかけてですが、この時のドルの動きを見るとドル高一直線であるおとがわかります。当時と今では相場状況は異なるものの、2020年のコロナショックより金融緩和でドルが過剰に供給されてドル安になっていたものが、金融正常化の過程でドルの供給量が削減され、結果ドルの価値が上がるという動きになる可能性はかなり高いと考えられます。
今はFRBが利下げ、日銀が利上げの方向に舵をきってきそうですが、どうなることやら